ヤマハルーターは企業でも愛用されている高性能ルーターです。2011年発売のRTX810はRTX830の前モデルですが、その分安価になりつつあり狙い目の機種かなと思います。また機能としても十分なパフォーマンスを発揮してくれます。今回はこのRTX810を利用するにあたり初期設定をしてみます。
ヤマハルーターRTX810の初期設定でやっておくこと
設定画面にログイン
PCとRTX810の”LANポート”をLANケーブルで接続し、InternetExplorerやGoogleChrome等のブラウザで設定画面にアクセスします。URLバーにRTX810のIPアドレスを入力しましょう。
IPアドレスの初期値は192.168.100.1です。
トップページにある”詳細設定と情報”をクリックします。RTX810の設定のほぼすべてをこの中のメニューから行います。
管理者パスワードを設定する
ルーターへのログインパスワードが”無し”のままではセキュリティ的によろしくないので、まずはパスワードを設定します。
”詳細設定と情報”の”その他の設定”にあるユーザーとアクセス制限の設定をクリックします。ページ中央くらいにあります。
“ユーザーとパスワードの設定”項で管理パスワードを入力します。確認用として同じものを2回入力し、管理パスワードを暗号化して保存するにチェックを入れて設定を確定させます。
設定を確定させるとユーザー名とパスワードを入力するダイアログが出ます。今設定したパスワードを入力し再度ログインします。
ネットワーク設定
トップページ→”詳細設定と情報”→”その他の設定”にあるLANの設定(IPアドレス、DHCPサーバー)を開きます。
ここではRTX810が持つIPアドレスと、DHCP(RTX810配下のネットワーク端末にIPアドレスを割り振る機能)の設定を行います。
プライマリ・IPアドレスにRTX810のIPアドレスを入力し、DHCPサーバーのところには配下に割り振るIPアドレスの範囲を指定しましょう。今入っているものについては”スコープの削除”をしても大丈夫です。
ルーターのIPアドレスとDHCPサーバーのIPアドレスはネットワークアドレスを合わせなければいけません。
【例】
プライマリ・IPアドレス:192.168.1.1
DHCPサーバー:192.168.1.2〜192.168.1.10
IPアドレスが変更させたので、再度ログインします。ネットワークアドレスが変更された場合は再アクセスが難しいのでLANケーブルを抜き差ししても良いかもしれません。
インターネット接続
ネットワークの設定が終わればここでインターネットに接続しましょう。回線や契約によって接続方式が異なりますが、一般的なPPPoE接続方式であれば別記事にしていますのでご確認ください。

NTPサーバーの設定
トップページ→”詳細設定と情報”→”その他の設定”にある本体の設定(日付・時刻、ブザー)を開きます。ここでは本体の時間設定を行います。自動でインターネット回線に接続することにより、自動調整を行うことができます。
“問い合せ先NTPサーバー”の入力欄にNTPサーバー名を入力します。今回は”ntp.nict.jp”というサーバーを使用します。
NTPサーバーの設定を確定させると”実行”ボタンが表示されるので、クリックしておきましょう。
ファームウェアの更新
トップページ→”詳細設定と情報”→”レポートの作成・コマンド実行・初期化”にあるリビジョンアップの実行を開きます。
“実行”ボタンをクリックすると、新しいファームがあるかどうかの確認をします。
最新ファームがある場合は”実行”をするとファームアップが始まります。しばらく時間がかかりますが、アップが終わると自動的に本体も再起動します。
ファームの確認
トップページにてファームのバージョンが変更されているので、無事アップできたことが確認できます。